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現代のインディアン

映画などに出てくる、勇敢で自由で昔ながらの生活をしているインディアンに会ってみたいと思ったことはありませんか? インディアンジュエリーや羽飾りなどの伝統工芸品を見かけることもあり、アメリカ大陸の歴史や昔からのインディアンの生活に興味がある人は多いと思います。
しかし、現在もインディアンは昔と同じような生活をしているのでしょうか? 昔の先住民族というイメージが強く、現在の生活や現状について、知っている人は少ないかもしれません。現代のインディアンの暮らしには興味深いものがたくさんあるんですよ。

インディアンの暮らしの変化

2万年以上も昔からアメリカ大陸で生活してきたインディアン達は、様々な地域で周りの自然環境に上手く適応して生活してきました。現在までの長いインディアンの歴史のなかでは、ヨーロッパからの文化が入ってくる前と後で生活習慣や文化が大きく変わっています。

ヨーロッパから来た開拓者たちは、自分達の文化に適応してインディアンの文化を捨てるか、インディアン達がいなくなるか、どちらかを迫る対応をしてきました。しかし、昔から様々な環境の変化や地域に対応してきたインディアン達は、ヨーロッパ文化が広がる中でも柔軟に対応し、生活を変化させています。

インディアンに対する様々な法律や「保護」などのもとで行われた白人社会のインディアン管理制度によって、一時期はインディアンの伝統的な暮らしが失われかけたこともあります。しかし、自分達の伝統と誇りを守りつつも、ヨーロッパ文化が広まっている現代社会と上手く適応していく道を進んでいます。先住民族としてのインディアンが望んでいることは、アメリカ合衆国やカナダ政府などからの援助や保護に頼ったり、様々な干渉を受けながら生活していくことではなく、インディアンとして自分達の意思による決定によって、現代社会の中で伝統的な生活を守りつつ暮らしていくことです。

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インディアンの教育

ドーズ法が制定され白人社会との同化政策が盛んに進められていたころには、インディアンが自分達の教育機関を持つことはほとんどなく、就学率も大変低いものでした。また、学校教育も白人社会の歴史や文化・語学を学ぶのが中心で、インディアンの文化や歴史を学べる教育機関はほとんどありませんでした。

就学率の低いインディアン達は、無知や未開であるとして差別されることも多く、そのため白人社会での就職は大変困難なものになっていました。そのためインディアンが得る収入は、アメリカ合衆国の国民に比べて大変低く、結局は援助や保護に頼って保留地の中で貧困な生活を強いられる部族が多くありました。このような悪循環を断ち切り、自らの力と意思で生活するためのひとつの方法として、1960年代ころから保留地の中に教育機関ができ始めたという動きがあります。

これは、インディアン自身が作った言葉や文化と白人社会の文化を学ぶことのできる教育機関で、さらに白人社会の一般的な教育機関への奨学金制度を設けるといった制度の改革が行われました。この教育制度に対する変化によって、伝統的な部族の語学と英語の両方で教育を受けることができるようになりました。そのため就学率は飛躍的に伸び、現在は多くのインディアンが教育を受けることができるようになりました。

インディアンの収入

保留地の外にでて生活しているインディアンも多くいて、全体の半数近くになるといわれています。保留地の外で暮らす先住民族も白人社会に完全に同化してしまったわけではなく、インディアンとして白人社会でどんな事ができるのかを模索し続けている人々がたくさんいます。1988年にインディアンの土地に対する権利が見なおされ、ドーズ法によって保留地の中の土地が不当に奪われたり貸し出されたり、差し押さえられたりといったことはほとんどなくなりました。

しかし、インディアンが現金収入を得る場所は少なく、アメリカ全土の中で見ても低所得者層のほとんどを先住民族が占めるという現状が続きました。そこでインディアンの暮らす保留地でできる新しいビジネスや観光事業を始めたり、各部族の得意な技術を生かして建築記述や美術といった方面に力を入れたりして活躍しつつあります。そうした生活の変化の中で、インディアンジュエリーやインディアンアートを初め、ダンスや食生活にいたるまで、伝統的な文化がだんだんと復活し守られるようになっています。

現代においても、まだインディアンの現金収入はあまり高くありませんが、保留地の権利を生かしたニュービジネスは多くの人々からも注目されています。しかし、伝統的な文化を守り、自分達の意思と権利を守るという点に対して、良くない影響があるのではないかという声もありインディアンの中でも意見が分かれていて議論が繰り返されています。

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伝統文化

先住民族の伝統文化に興味を持っている人は多く、インディアン・ジュエリーや織物などの伝統工芸品は、世界中で人気があります。そういった伝統工芸品の他にも、人気の高い伝統文化の一つがダンスです。なかでも、「パウワウ」と呼ばれるダンスを中心としたイベントです。

もともとは何千年も昔から行われていた、インディアンの伝統的な儀式のひとつですが、現在はいくつもの部族が集まって踊りを繰り広げるダンスフェスティバルやお祭りのようなイベントとして行われることもあり、世界中の多くの人々が見物に訪れている人気のイベントになっています。

パウワウが開催されている間には、色々な部族によるハンドメイド・クラフトやインディアンジュエリー、伝統的な衣装やアクセサリーといった雑貨などを販売する露店が立ち並び、それを目当てにくる観光客も多いようです。

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