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インディアンと歴史

「インディアン」と呼ばれる人々が、アメリカ大陸などの地域に昔から住んでいた人たちだということは多くの人が知っていると思います。しかし、現在アメリカに住んでいる多くのヨーロッパ系のアメリカ人と、アメリカ大陸に住むアメリカ・インディアンの顔つきは明らかに違う民族のようにみえますよね。
アメリカ・インディアンはヨーロッパから白人が渡ってくる前から住んでいた先住民族ですが、どこからやってきたのでしょうか。また、どうして現在のアメリカ大陸には白人のほうが多いのか説明していきます。

インディアンはどこからきた?

アメリカ大陸に人が住むようになったのはいつからでしょうか? アメリカ大陸に一番初めに住み始めた先住民族がインディアンの始まりだといわれています。驚くべきことに、現在わかっている最後の氷河期には先住民族の文化は始まっていたことがわかっています。

トナカイコロンブスがアメリカ大陸を発見してからしばらくの間は、インディアンがどこから来たのかということは謎に包まれていました。しかし、様々な遺跡が発掘されるにしたがって、その謎もだんだんと明らかになってきました。インディアンの顔は私たちアジア系の民族の顔つきによく似ている場合がありますよね。民俗学的にもインディアンは、私たちと同じアジア系の民族であることが多いとされていています。

一万年以上前の氷河期に大陸と大陸がつながっていた時や、山と山の間が凍りついていない時などに、マンモスやトナカイなどの大型動物を追ってわたっていったのではないでしょうか。

狩りに使われた道具や動物の皮などが、人々が渡ってこれたであろう氷河期の「回廊」と呼ばれる道のあちこちから発見されています。こういったものは、アメリカの先住民族がアジアから渡ってきた証拠のひとつとして考えられますよね。


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ヨーロッパ人とインディアンの歴史

インディアンがヨーロッパ人に知られるようになったのは、コロンブスがアメリカ大陸を発見したときからです。私たちはコロンブスがアメリカ大陸を発見してからのアメリカ・インディアンの歴史について知る機会が多いですよね。
でも、実際はコロンブスがアメリカ大陸を発見する二万年近くも前からインディアン達はアメリカ大陸で生活していましたから、習慣や伝統工芸など様々な文化を持っていました。インディアンからすればコロンブスが発見したのではなく、コロンブスが来たということになりますね。

ヨーロッパの国々

大航海時代から、アメリカ大陸の領土をめぐってヨーロッパの様々な国が入植を競い合っていました。なかでもイギリスが行った農地開拓による入植は強力で、アメリカ合衆国の独立宣言でも知られているように、イギリスから渡ってきた多くの開拓民がアメリカ国民として入植しました。

他にも、フランス・オランダ・スペインが様々方法で入植しインディアンと接触しました。部族によって習慣や伝承文化が少しずつ異なっていたため、白人にとって扱いやすい部族の場合には柔軟に利用することもありましたが、多くの場合は力で土地を制圧していきました。

変化していく歴史

インディアンの歴史の始まり

アメリカ大陸に渡ってきたばかりのインディアンの先祖は、狩りをして大型動物を食料としている狩猟民族だったといわれています。一箇所に定住せず動物とともに移動しながら暮らしていましたが、地球の温暖化ともに大型動物は少なくなり、先住民達の暮らしも狩猟から木の実などを集める採集へ移り変わっていきました。採集に適した場所がみつかった場合には、狩りをしながら採集をするなどしてしばらくの間同じ場所にとどまることも多くなりました。

大型動物の数がさらに減っていくと、作物を作って育てる農耕が行われるようになります。作物を作るようになると頻繁に移動する必要がなくなるため、森・川・湖など様々な場所でインディアンの部落が生まれていきました。こうして、だんだんと住んでいる土地の環境合わせて生活するようになり、様々な部族とそれぞれに特徴のある文化や習慣が生まれていきました。

ヨーロッパ人到来後の歴史

ヨーロッパの人々がアメリカ大陸に入ってきたときには、インディアンの多くはとうもろこしやかぼちゃなどを作って生活していました。ですから、狩りを中心とした荒っぽい民族ではなかったと思います。海を渡ってきたヨーロッパ人と共存しようとしていたインディアンの部族も多かったのですが、ヨーロッパの人々は新しい豊かな土地を自分達のものにしようと力でインディアンを抑え込んでいきました。

そのため、インディアンの多くの部族が姿を消しましたし、白人文化を取り入れて変化していくものも多くいました。しかし、ヨーロッパの文明と民族は、インディアンを自分達と同等に扱うことはほとんどなく、インディアンと白人の間で平和的な共存があったとしてもほんの短い間のことでした。コロンブスがアメリカ大陸に到着してから、1500万人以上いたインディアンはアメリカ合衆国が設立された後には25万人にまで減っていました。

現在までの歴史

もともと住んでいた場所を奪われ、白人同士の土地合戦に利用されることも多かったインディアン達は、自分達の生活と住む場所を守るために何度も抵抗を試みました。しかし、ほとんどが失敗に終わり最終的にインディアンの住む場所は、「インディアン居留地」と呼ばれる決められた土地のみになりました。

現在は、インディアンとアメリカ合衆国の間には、数々の条約や決まりが定められていて、その決まりに従って生活しています。その中で文化や精神を守り、生活の中に白人文化を取り入れ、独自のビジネスを成功させています。

伝統的なインディアンジュエリーや伝統工芸などで観光地として居留地を発展させようと試みたり、新しいビジネスとしてインディアンかジノを作るなど、インディアンの生活の中にも様々な変化があります。また、居留地を出て白人社会で生活するインディアンもいます。

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