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インディアンと伝統工芸

インディアンの文化の中には様々な伝統工芸があります。生活の中で必要であった必需品に、貝殻やトルコ石などのジュエリーをはめ込み装飾されたものや、家の柱や壁に施された彫刻を始め、伝承文化の一つである踊りや音楽に使う楽器などインディアンが作るものの多くが伝統工芸品といってもいいかもしれません。

インディアンの伝統工芸品

種類

ドリームキャッチャーインディアンが作る工芸品の中で特に有名なものといえばインディアンジュエリーを思い浮かべる人もいると思います。インディアンジュエリーは、インディアンの歴史の中ではまだ歴史の浅いものですが、インディアンジュエリーのデザインの中には古くからある伝統工芸に伝承されてきたインディアンの習慣や文化がこめられています。

インディアンジュエリー以外でも私たちがよく目にするインディアンの伝統工芸品には、トルコ石や貝殻を使ったビーズのアクセサリーや衣装、人形などの装飾品があります。こういった装飾品は、もともと儀式や祭りの時に利用されているものであったり、お守りとして一般的に使われていたものです。

また、鳥の羽や木の皮、動物の皮を使ったかごやバック、靴、帽子などは、日常生活の中でインディアン達が普通に使っていたものが多くあります。ヨーロッパ文化が入ってきてからは、綿を使った織物の技術も発展し伝統工芸の技術がそれまで以上に服や住居などにも利用されるようになりました。

特徴

インディアンが作る伝統工芸品は、昔から世界中で人気の高いものでした。インディアンが、普段から自分達の周りにある自然の材料と道具を使って一つ一つハンドメイドで作っているというのも魅力の一つではないでしょうか。また、インディアンの伝統工芸品には不思議な魅力を感じる人も多いと思いますが、作られる伝統工芸品は、部族によって異なっていて、それぞれの部族の歴史や習慣など何千年、何万年と受け継がれてきた時間を感じることができるというもがあるからだと思います。

インディアンの生活は周りの自然環境と共存して成り立っています。そのため、日常生活の中にも、周りの動物や植物、太陽や月といった自然界のものが彫刻や装飾品として取り込まれています。これらは、インディアンが尊敬するもの、大切にするもの、敬意をいだくもの、家系を表すもの、であり、使われ方によっても意味が違ってくることがあります。

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伝統衣装

インディアンが普段から身に着けている服装も、刺繍やビーズが編みこまれたり縫いこまれているものが多いのですが、祭りや儀式のときの衣装には芸術品といえる素晴らしいものがたくさんあります。なかでも、ポトラッチが開催される地方のポトラッチの時の衣装は、作るまでにも大変な手間と時間がかかるため、インディアンの間でも大変高価なものとして扱われていました。

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ブランケット・壁掛け

羊やヤギ、シカなどの毛を織っていく織物の技術はナヴァホ族やプエブロ族の女性が大変優れており、部族の中では織物の技術を子供たちに伝えるための伝説があります。「蜘蛛の女」と呼ばれる精霊がインディアンに毛のつむぎ方や織り方を教える様子が細かく説明されている内容で、この伝説と共に織物に使うための道具や方法が母親から娘に引き継がれていきます。カナダ周辺に住むインディアンも、防寒着を作るための織物の技術が優れておりブランケットやコートなどは装飾の美しい伝統工芸品としてだけでなく、便利な実用品としても人気があります。

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雑貨

インディアンが生活の中で使っていたものの中には、お守りやまよけの意味をもつ様々な雑貨があります。ドリームキャッチャーなどは日本でも有名なインディアンのおまもりで、悪夢だけをくれるという意味があります。他にも、インディアンにとってタバコの煙が悪いものを追い払うという役割のあるものだったため、パイプやタバコ入れには細かい彫刻が施されていたり、貝殻などを使って各部族のクレストが刺繍やビーズで装飾されているものが多くあります。

また、インディアンが作る様々な人形が、伝統工芸品としてみやげ物やアクセサリー、おもちゃとして販売されているのを見かけます。インディアンの人形には、儀式のときの大切な小道具としての意味があったり、おもちゃとしてではなく子供の教育のための大切な道具として扱われていたり、おまもりとして子供のへその緒を入れておく人形もあります。

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インディアンフルート

好きな女性に想いを伝えられなかった男性のために、森の精霊と動物たちが心を伝える楽器を作ったのが始まりだ、という伝説のあるインディアンの楽器がインディアンフルートです。この伝説から「ラブフルート」とも呼ばれていて、その音色は聴く人の心をとらえます。ヨーロッパで生まれたフルートとは違い、シダーという木で作られていて奏者の呼吸の質や響きをそのままに伝えることが出来ます。

演奏の仕方によって鳥や動物の声にも似た音色や、風の音のように聞こえることもありますし、演奏者によってもまったく違った音色に聞こえます。日本にも、この音色に魅せられてしまった音楽家や、インディアンフルートの製作者もいてCDなどでは音色を聴くことが出来ます。しかし、生演奏を聴くと、CDでは表現できないなんとも不思議で心地よいインディアンの歴史や魂のこもったサウンドを聴くことができます。

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