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インディアンと暮らし

インディアンの暮らし方には、様々なスタイルがあることを知っていますか? 私たちが知っているインディアンの暮らしは、ほとんどが映画や本の中に書かれているところからのイメージが多く、あまりたくさんのスタイルについて知る機会が少ないように思います。映画や本以外にもインディアンジュエリーやティピーと呼ばれるテントなど、インディアンについて興味を持つチャンスは多くなっています。

暮らし方の変化

石器を使った狩猟をするインディアン

マンモスアメリカ大陸に住むようになった初めの先住民族は、氷河期にはすでに存在していたことが最近の調査でわかってきました。発掘された古い石器が、氷河期時代に作られたことが考古学の調査で証明されました。この古い石器は、大型動物の骨や化石に刺さった状態で見つかったものもあり、インディアンの先祖が狩猟民族であったこともあらわしています。

この時代にインディアンが使っていた石器の多くは硬い石を削って作られたもので、矢じりの先端や槍(やり)の先端部分として使われていたものがたくさん見つかっています。中には、ハンマーや斧のような大きな石器も見つかっていて、マンモスやバイソンなどの大型動物を捕っていたことがわかります。また、貝をカギ状に加工した穂先の付いた、槍を「てこの原理」を使って少し離れた場所にいる大型動物に向かって投げることの出来る簡単な仕掛けも見つかっています。氷河期に暮らしていたインディアン達のこうした狩猟中心の生活は、多くの大型動物がいなくなった氷河期の終わりまで続きました。

定住型のインディアンの暮らし

氷河期が終わり、アメリカ大陸の自然環境に大きな変化が訪れました。大型動物が少なくなってくると、川や森の周辺で、狩猟と採集をバランスよく組み合わせて生活する定住型の暮らしをする部族も現れました。古いインディアンの中でも、定住型の暮らしをしていたことで有名なのは、ホホカム人やアナザシ人と呼ばれる部族の人々です。

彼らは、現在でも使われることのある土を使った「アドべレンガ」で、数家族が暮らせる大きな集合住居で、町を作って暮らしていました。そのため、優れた建築技術や工芸品を作る技術をもっていて、インディアンジュエリーの元祖ともいえるトルコ石や黒石を使った装飾品やアクセサリーとも見られる工芸品も作っていました。こうした定住型の暮らしをしていた古いインディアンの部族は大変発展した文化や社会構造を持っていましたが、長期にわたる干ばつのためにほとんどがいなくなってしまいました。

農耕と狩猟のインディアンの暮らし

カボチャホホカム人やアナザシ人のような生活をする部族が現れた後に、草原や川、森林などで暮らす部族の多くが季節に合わせて狩猟や採集を行い、さらに畑を作ってトウモロコシやカボチャなどの作物を育てるという、農耕と狩猟、採集を組み合わせた生活をするようになりました。

草原に住む部族は、生活の一年の大半をティピーと呼ばれるテントを使って移動しながら狩猟をメインに生活し、作物を育てている時期は半定住のようにいくつかの家族が集まって暮らしていました。また、採集や漁をしていたインディアンの多くは、豊かな土地に暮らしていた部族が多く、トウモロコシ・カボチャ・豆類などの作物を主食としていました。

また採集や漁では、リスなどの小動物やサケ、マスなどの魚の他に、どんぐりやきのこ木の根などを得ることが出来たため、作物とあわせて保存食としても活用していました。山や高原に住むインディアンの中には、ヤギや羊を家畜として飼っていて、毛をとったり乳や肉を利用したりする部族もいました。

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インディアンが暮らしていた環境

部族や地域などによって、周りの自然環境や習慣、伝統文化にはかなりの違いがあります。石器を使った狩猟をしていた時期には、定住することはほとんどなかったといわれていますが、その後いくつもの部族に分かれながらあちこちに散らばりました。最も多くの部族が存在した時期には、300〜400近くの部族がいたといわれています。中でも、東南部や北西地域、カルフォルニアには人数の多い大変大きな単位の部族が多くいました。
氷河期が終わり、食料となる大型動物が減ったことに加えだんだんと変化する自然環境にあわせて、様々な生活スタイルに変化させてきたインディアンですが、より良い土地や環境を求めて住む土地を移動することもありました。一つの部族が生活する場所を移動するときには、他の部族との争いが起きることもあります。
後に平原の最強部族といわれたこともあるシャイアン族も、初めは比較的温暖な環境の場所で狩猟と農業を組み合わせて暮らす部族でした。しかし、馬を扱うようになり西部の平原へ移動してからは、優れた乗馬技術と狩猟能力を発揮し、数多くの戦士がいる部族に変化していきました。

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