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インディアンの住まい

インディアンが住む家というと、どんなものを思い浮かべますか? 本や映画の中では小さなテントのような家に住んでいるインディアンをよく見かけますよね。夜になるとテントの周りで火をたいて調理をしたり、歌を歌ったり…インディアンの暮らしについて自由な雰囲気を感じるのはこういったイメージがあるからかもしれません。 しかし、部族によって色々な地域に暮らしていましたから、や習慣によって住む家の種類も色々違っていたのです。

インディアンの住まい

インディアンは昔からアメリカ大陸の様々な地域に広がって暮らしていました。地域によって異なる自然環境に合わせて、住まいや文化・習慣などが違う部族がたくさんあります。また、その時代や生活習慣の変化によってもインディアンの住居の形態はかわっています。

昔の住まい「ブエブロ」

1920年頃のタオス・プエブロ
アメリカ大陸に住み始めたインディアンの先祖たちの住居は、地面に穴をほったり洞窟を利用したりして作られた半地下のものがほとんどでした。川の周辺に住んでいる部族の多くからはいくつかの文明が生まれ、そこからインディアンの様々な文明が発展していきました。様々な土器や装飾品が作られるようになってくると、インディアンの住居は半地下形式のものから、地上に就航住宅のような家を作るようになります。

この集合家屋は「ブエブロ」といい大きなものになると4階建てで500以上の部屋と集会場があるものもあります。このブエブロは、泥と藁などを使って作られた「アドべ」もしくは「アドべレンガ」で壁などが作られていて、大変丈夫です。現在でもこの伝統的なインディアンの集合住宅「ブエブロ」の文化を守っている部族もあります。

簡易テント型の移動式住居「ティピー」

映画や本の中で見かけることが多いインディアンのテント型の住居のことを「ティピー」といいます。これは、狩猟のシーズンに獲物となる動物を追いかけて移動していたインディアンの簡易型住居です。ティピーの構造は、円錐(えんすい)形をしていていくつもの支柱の周りをバッファローの皮や綿でできた布で覆って作ります。

ティピーを組み立てるのはたいてい女性の役目で、通常2時間ほどで組み立てることができます。てっぺんの部分が開閉可能になっていたり、バッファローの骨などを利用して作られた空気の通り道があります。そのため、ティピーの真ん中では火をたくことができますし、寒いときには穴を閉じて中の温度を保つことができます。

表にはインディアンが大切にしている動物や植物など色々なデザインがされています。簡易テント型のティピーは、一人または数人の家族が生活できるサイズのものです。大変すごしやすく移動も簡単にできる便利な住まいで、現在も利用されています。日本でもティピーの人気は高く、自分で作るキッドが通販で紹介されていたり、キャンプ場などで使われていることもあります。

ティピーを利用したドーム型の住居

ドーム型のテント式住居
川の近くに部落を作って暮らしていたインディアンの部族の住居には、定住型の大きな家が多くありました。数家族と家畜が入るほど大きなドーム型の家は、大きな木で作られた柱にドーム型になるように木が組まれていて、その上に枝や木を乗せ、最後に土をかぶせてしっかりと覆ってあります。

天井部分にはバッファローの皮で作った船と同じ骨組みの「煙穴」があり、ここから空気や光を取り込むことができます。そのためこの煙穴の真下は火を炊くスペースが設けられています。中にはティピーを利用して作られた「キャノピー」と呼ばれる個人個人のスペースがあり、プイベートな部屋になっています。

木製住居「ロングハウス」

インディアンの住居の多くは、いくつもの家族が共同で住むことのできる集合住宅形式になっています。「ロング・ハウス」と呼ばれる集合住宅は、木でできた家で中央にある通路を挟むようにして住居スペースがあり、通路にある炉をロングハウスに暮らすインディアンの家族が共同で使っていました。

また、カナダや北アメリカのインディアンが暮らしていたロングハウスは、しっかりとした丸太を利用した住居で、厳しい冬には土をかぶせることもあります。寒さに耐え、食料を貯蔵するために地下室が設けられているロングハウスもあります。

暑い地域の住居「チキー」

暑さの厳しい地域に住んでいるインディアンの住居の中には、サマー シーズンに多い大雨や大水を避けるために床が少し高くなった家もあります。木で組まれた骨組みにヤシの枝や葉、丈の長い植物の葉を乗せて作った屋根の簡単な小屋で「チキー」と呼ばれる住居です。このチキーは、一面にだけ壁がなく風通しがよくなるようなつくりになっています。

また。このチキーに暮らすインディアンの部族には、同じように木と植物の葉で作った屋根の大きな集会場も作っていました。この集会場の壁は土でしっかり作ってあり、屋根には木の樹皮が使われているため大雨からも建物を保護する役割がありました。集会場の中央には、火を炊くことのできる炉があり、住居としても使われていました。この大きな集会場兼住居には、窓がなく入り口も特別に作られた一箇所だけしかないのが特徴です。

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