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インディアンと文化

インディアンの文化の多くは、生活している土地の特徴や気候などといった自然環境と生活必需品や食べ物となる動物やさかな、植物などと密接に関係しています。また、同じインディアンでも温厚な部族だったり好戦的な部族だったりしますが、こういった生活環境の違いから文化や習慣の発展の仕方や部族の性格にも影響を与えたのかもしれません。インディアンの持つ様々な文化や習慣には、魅力的なものがたくさんあり現代でも注目や人気を集めているものも沢山あります。しかも、インディアンの文化の中には私たちが身近に見かけるものもけっこうあるんですよ!

社会制度の特徴

アパッチ族の1部族
インディアンの文化の中には住んでいる地域によって特徴のある文化があります。それぞれの文化圏でしか見られないような特徴的な社会制度や習慣もあります。

階級制度

北西沿岸地域インディアンの社会制度の中には、古くから身分の格差があり、族長・貴族・平民・ドレイ、という階級に分かれていました。部族の長や貴族の身分は、そのまま子孫に受け継がれていましたが、平民は部族同士の衝突があった時にホリョとなったものや負債を負ったものがドレイとなることもありました。
また、太平洋沿岸では、大きく分けて7つの地区に分かれていて、それぞれに地域の族長がいました。この地域はさらにいくつもの小さな地区に分かれて構成され、その小さな地域ごとにも族長がいます。族長以外の農業や狩猟・漁業に携わるものはすべて平民となり、争いでホリョになったものの中から数人がドレイとされていました。

バンド制度

移動しながら生活しているインディアンの部族では、バンドと呼ばれる少人数のグループで生活しているところもあります。1つのバンドの人数は10〜20人程度で、数家族で形成されています。夏の間は小さなバンドであちこちにわかれて生活していましたが、冬になるとこの小さなバンドが一箇所に集まって大きなバンドを作り集団生活を送りました。
ヨーロッパ人との交易が行われるようになると、大きなバンドの中にとどまり交易によって生活を立てるものも多くなりました。そのため、半定住して大人数のバンドで生活することも多くなりました。この「バンド」は、現在のインディアンの中にも残っており、一番小さなバンドは「家族」でその上が「ローカルバンド」といういくつかの家族からなるバンドです。ローカルバンドがいくつか集まると「地域バンド」となり、地域バンドがいくつか集まって「部族」となります。

半族制度

多くの部族の中にあった制度のひとつには、ひとつの部族の中に二つの系統があることがあります。この系統の属性は、母親から子供に伝承されるため、女系の社会で多く見られます。二つの系統とは、たとえば「渡りガラス族」と「ワシ族」や、「クマ族」と「オオカミ族」といった形で分かれており、必ずペアで考えられているものです。この半族制度を持つ部族では、必ず自分の属する部族以外と結婚することになっていました。

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身近に見るインディアンの伝承文化

実は私たちの周りにも、インディアンの伝承文化から生まれたものがあります。インディアンの文化とは知らずにいる人も多いのではないでしょうか。

ラクロス

インディアンが古くから行っていたスポーツのひとつで、モホーク族やイコロイ族など平原で暮らすインディアンの間で盛んに行われていたゲームです。日本でも有名な大学のラクロスチームがありますが、インディアンのチームもたくさんありインディアンのラクロスの試合に一般人のチームが挑む試合もあります。
古くから行われていたインディアンの部族対抗戦や部族ないで行われるラクロスの試合では、参加人数が千人近くの大人数になることもあり、大変激しいスポーツでした。もともとは、「バガタウェイ」と呼ばれていましたが、フランス人が「ラ・クロス」とよぶようになり、現在ではラクロスという名前が一般的になっています。

トーテムポールとクレスト

トーテムポール様々な動物や人の形が彫刻されたトーテムポールは、インディアンのクレストを表し儀式などのときに使われるものでした。「クレスト」とは、日本の「家紋」やイギリスなど「紋章」のようなもので、それぞれの家系ごとに異なったクレストがありました。このクレストは、他の家系のものが他の家系のクレストを使用してはいけないことになっていて、デザインには周りの自然環境の中の動植物が使われています。
半族制度にもある、ワタリガラスや灰色クマ、ワシといった動物のほかに、太陽や月、星などのクレストもあります。トーテムポール以外でも、インディアンが作る彫刻や工芸品には、誰が作ったのかを示す代わりにクレストが使われたり、ジュエリーやアクセサリーのモチーフとしてクレストの紋章が使われていることも多くあります。その他にも、魔よけやおまもりとして考えられていた刺青にも、各家系のクレストが彫られる場合もありました。

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