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ポカホンタスというインディアン女性

「ポカホンタス」というインディアンがいたことを知っていますか? どんな人かということは知らなくても、ディズニーアニメなどで名前を聞いたことがあるという人もいるのではないでしょうか。
実はインディアンとヨーロッパ人との間におきた様々な問題の中を生きた女性なんですが、ヨーロッパ人と結婚したインディアン女性であるという程度にしかしられていないのかもしれません。「ポカホンタス」という女性はどんな人だったのでしょうか。歴史の中から、アニメでは知ることができない、ポカホンタスを見つけることができるかもしれません。

ポカホンタスの結婚

18世紀のポカホンタスの肖像画ポカホンタスは、1595年にポーハタン族の酋長の娘として生まれ、1631年になくなったインディアン女性です。

1614年にイギリス人ジョン・ロルフと結婚し、その後ロンドンで暮らした白人とインディアンの友好関係を築いた人物としても有名です。ポカホンタスがジョン・ロルフと結婚することになるまでには、どんなことがあったのでしょうか。


ポカホンタスの誘かい

ポカホンタスがジョン・ロルフと結婚するまでの間、ポカホンタスのいたポーハタンというインディアンの部族とイギリス軍の間では、激しい争いが続いていました。この争いのさなか、1613年に植民地政策の指導者であったイギリス軍のキャプテン・アーゴールはポカホンタスを誘拐します。
人質として取られたポカホンタスの開放条件に、ポカホンタスの父に突きつけられた条件は、それまでにポーハタン側につかまったイギリス人捕虜と奪い取られた武器の受け渡しの他に大量のトウモロコシを支払うというものでした。

ポカホンタスとジョンロルフの結婚

ポカホンタスは誘かいされている間に、ヴァージニアでタバコの栽培による入植を進めていたジョン・ロルフと出会います。ポカホンタスがジョン・ロルフと結婚してからポカホンタスの父がなくなるまでの七年間、インディアンとイギリス軍の間には平和が訪れたといわれています。それはまるで、おとぎ話のように語り継がれています。
しかし、ジョンロルフが後に語ったポカホンタスとの結婚の動機は、イギリス軍がバージニアを植民地として得る利益とイギリス文化と教えをインディアンの文化に取って代わらせるために、ポカホンタスを改宗させる、ということでした。結婚したあと、ポカホンタスとジョン・ロルフはイギリス軍によってロンドンへ送られ、ポカホンタスは酋長の娘であるということから、インディアンの王女として扱われました。

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ポカホンタスの時代

ポカホンタスが生きていた時代は、アメリカ大陸の植民地化をめぐりイギリス・フランス・オランダ・スペインなどの国々が争っていたころです。ポカホンタスの部族はポーハタンと呼ばれる部族で、ここにはイギリスがヴァージニア植民地政策のため1607年ころから入植していました。このときポーハタン部族連合の酋長だったポーハタンの娘がポカホンタスです。

ポーハタン族と白人の出会い

ヴァージニア地方の入植政策を進めるイギリス軍がポカホンタスの住むポーハタン族の所へやってきたのは、食料調達のためにやってきたイギリス人キャプテン・ジョン・スミス率いる船隊でした。1609年に初めてポーハタンの元にやってきたジョンスミスたちは、武装した状態でトウモロコシの提供を求めました。そのため、ポーハタン族たちは、イギリス人たちが侵りゃくしにきたのではないかと恐れ、トウモロコシの提供を拒みました。

ポーハタン族の酋長であったポカホンタスの父、ポーハタンはジョン・スミスに、友好関係を築きトウモロコシの提供をするためには、ポーハタン族が恐れるような武器や武装を解いて船においてきて欲しいといいました。しかし、ジョン・スミスは反対にポーハタンの親族であるオペチャンカナウの頭をつかんで、ポーハタン族にトウモロコシを自分達の船に積み込むようにと指示しました。

その後3年の間に、イギリス軍はインディアン達の住むジェームス川とヨーク川周辺を占拠し、ポーハタン部族連合に属している部族に定期的な農作物や家畜、土地の提供を強制したため、両者の関係は長い間対立することになりました。

ポカホンタスの伝説

イギリス軍の侵りゃくを阻止するために対立することとなったポーハタン族は、ジョン・スミスを一度誘拐したといわれています。このとき、ポカホンタスが身を挺してキャプテン・スミスの処刑を止めたというのが、現在も有名なポカホンタスの伝説です。

この出来事がきっかけで、イギリス人とポーハタンの関係は一時的に友好関係になったといわれることもあります。しかし、1613年にポカホンタスがイギリス人によって誘拐されていることからも、ポカホンタスがジョンスミスの処刑を止めたという伝説が実話であるかどうかは定かではないのかもしれません。

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ポカホンタスの住んでいたところ

ポカホンタスが暮らしていたのは、アメリカ大陸の大西洋沿岸の中ほどに当たるヴァージニア周辺の地域です。この地域には、豊かな森や川、草原があり漁業や農業を中心に生活していました。ポカホンタスの部族の住居は、おもに木を使ったドーム型の家でした。トウモロコシが豊富に収穫できる地域だったため食料を求めて移動することもなく家や集会場がある集落を作って暮らしていました。

一年中捕ることのできる魚を釣ったり矢や仕掛けを使った網を使って捕ったりしていました。この地方のインディアンの女性の衣装は、膝丈ほどのスカートと膝の上まであるレッグウォーマーのような脚あてをつけます。これらの衣装は、もともとシカなどの動物の毛皮を使って作られていましたが、ヨーロッパ人が来るようになってからは、布で作ったジャケットやスカートも使われていました。

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